第16章

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「5ヶ月目に・・・」 「どうせ、親でしょう?」 うんうんと頷くと桜さんはゲラゲラと笑った。 「桃のときにね、お母さんの病気が見つかって、間に合うかわからないとかで、大きなかさばるものは、ご両親が買ってきたのよ。まだ3ヶ月で悪阻中にね。 でも間に合って抱いてくれて、それが最後でね。」 「そうだったんですか?」 「これから仲良くしてね・・・」 「はい。ぜひ。」 スマホで連絡先を交換した。 戻って食べると、桃ちゃんはお庭をヨチヨチ歩き回る。 その姿が可愛くて、可愛くて・・・。
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