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私の家には普通にお手伝いさんが居て、住み込みをしている場所だった。
両親は著名人を輩出する一族同士の婚姻で私はその両親から生まれた、期待の星なんだという。
学校も、お友達も、仕事も全て両親の決めたモノばかりで…私はそれが当たり前だと思っていた。
「お嬢様、またお洋服を汚されたのですか!?
お仕置きですよ!」
「い、いや…いやいや」
「駄目です、今回はお尻ペンペンです」
何度も、何度も叩かれる。
私が粗相をしてしまう度にいつもお尻を叩かれる…
いつの間にかお尻を叩かれる事が快感になって、その行為を待ち望むまでに変化している自分。
でも…大人に近付くにつれてそれをしてくれる人は居ない。
悶々とする中で、先生の話を耳にしたのだ。
「マスター、貴方は先生をご存知ではありませんの?」
「先生…はて、何の事やら」
高級ホテル最上階のバー。
そこは行き付けのお気に入りの場所で、マスターとも馴染み。
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