episode163 迷い猫の行方 ①

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『さあ。社長の私的なパーティーに誘われたんじゃないか?』 可愛いペット代わり 首輪を捲いてたし――。 「あ」 心当たりのある僕に わざとらしく色っぽい声音で笑う。 とにかく車に乗り込んで 事務所のある方に向かったと。 それだけ言うと 『グッドラック、涼介兄さん』 「……あ、おい!」 薄情にもジュンは そこで電話を切った。
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