episode163 迷い猫の行方 ①

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「で、お宅の社長が連れてったのは我が家の未成年の末っ子だ」 これでとうとう 門前払いを食わすわけにはいかなくなった。 「……お待ちください」 再び電話で こそこそ話しあった挙げ句。 「あちら一番奥のエレベーターで屋上階へどうぞ」 「屋上?」 「そちらにいらっしゃいます」 僕らも 招かれた――。
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