蜘蛛の糸

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朝はその後、特に何もなく終わった。 終わったというより、とりあえず考えるのを止めようと寝ていたら昼になっていた。 お腹すいた。 「あ、西城くんおはよう。数学のノート提出だったんだけど、僕職員室に用事あるから持っていこうか?」 「うるせぇ黙れガリ勉。」 「うん、ごめんね。」 お前の顔を見るだけで気分が悪くなる。なんて暴言を吐いてから、ノートを机に投げ捨てる。 弁当は、今日は持ってきてないっけか。じゃあ購買行くかな。 「西城くん、今日購買なのー?一緒に食べようと思ってたのにぃ!」 どっかの、知らねぇ女が近寄ってきた。 無視して、教室の戸を開ける。昼休みのくせになんで閉めてんだよ。換気しろ。 少し後ろを振り向いて、高村を見る。今日も茶色が多い弁当。米の白が目立ってる。 白と言えば高村の肌は何故あんなに白いんだろう、なんて考えながら購買の列に並ぶ。 今日は、何を食べようか。
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