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「わたしはユウカ。ふたりとおともだちになりたくて、ここでまっていたの。ほんとうはね、きょうしつのなかでまっていたかったけど、からだがおおきくてはいれなくて」
そう言う声はさみしそうです。
アリスとメアリは顔を見合わせ、抱き合う腕を解いて体を離し、代わりに手を繋いで、目が見える窓の方に体を向けました。
「もしかしてひとりぼっちなの?」
アリスがそう尋ねると、ユウカは「そうなの」とさみしい声で答えます。
「でも、からだのおおきさがちがいすぎて、おともだちになってもあそべないわよ」
震える声でメアリはそう尋ねました。
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