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人生に失敗する奴は選択肢を作らない。
自分がこうだと決めた一本を信じる。
それがダメだった時に道を失くす。
高須裕也は警察とじーさんが
やり取りをする時間を利用し
ありとあらゆる策を練ることにした。
じーさんはたぶんダメだろう。
どこかでボロを出すに違いない…
着ぐるみを着て…いや、
着ぐるみなんてウチにはない。
出前を呼んでその人と入れ替わる…いや、
背丈も性別も同じ人を寄越せなんて
怪しまれるに決まっている。
況してや外の状況が状況だからな。
穴を…なんて、バカかオレはっ!
何年引きこもる気なんだ?
両親が帰って来たらややこしくなるし、
相手もそのうち痺れを切らして
何かしらのアクションを起こして来る。
選択肢が一つしかない……!!
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