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「その傷を見ると、酷い頭痛がする…」
そう言って、上原は又、気を失っていた。
やはり傷が原因なのか。
政宗は、眼帯で顔半分を隠してみた。
医務室で目が覚めた上原は、
顔半分を隠している政宗を見て、
数秒保てたが、又気絶していた。
「眼帯でもダメか…」
皮膚に見えるテープで、丁寧に傷を隠してみた。
再び目覚めた上原は、頭が痛いのか押さえながらも、
政宗を見る事ができた。
「貴方は、誰ですか?」
「成田 政宗」
医務室の丸イスで、政宗は飴を食べていた。
「…貴方を見ると、頭が痛い」
「なら、去るよ」
ガトウスリから去るつもりであった。
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