第九章 scar
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研究所から少し離れた住宅地に、上原の家があった。 庭付きで、三階建ての家であった。 玄関先で、再び上原の意識が無くなっていたので、 そのまま置いて帰ろうとすると、 可愛い女性が走ってきていた。 医者?というより、まだ中学生にも見える。 「彼女?」 「違います、彼女はこの子の姉です!」
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