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正義のため、
常に、地球は言うが自らが誤りの犠牲者になることは、
想定すらしていないだろう。
夜分に上原の家に行くと、
数人の男が、何かを担いでいた。
担がれている荷物は、もごもごと動いていた。
「…何を運んでいる?」
政宗が問い掛けると、
すぐにサイレンサー付の銃で撃ってきていた。
ギジがすかさず応援を呼び、銃撃戦となっていた。
「荷物が危険でしょう」
ここで銃撃戦なのか、政宗はそっと忍び寄ると、
荷物を持ってビルへと駆け上がった。
ビルの上には、政宗を護っているトウが、
周囲の確認をしていた。
荷物の封を開けると、やはり上原が入っていた。
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