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「俺、過去を思い出しますよ…」
思い出したら、尚、キスはまずいだろう。
「だからな…」
やはり、はやくオウランドに帰った方が、
良さそうだった。
「思い出します!きっと、だから、
少し待っていてください。
兄さん」
今、最後に何を言ったのだろうか。
政宗が驚いていると、上原が笑顔になっていた。
「やはり、そうですか。
ならば、
この天然体は俺のものですね!」
どうして上原のものなのだろうか。
「え?」
「天然体は売買対象ですよ。
危険じゃないですか、
なら、俺の所有でいいでしょう」
どうしてそうなるのか、
理論が全く分からなかった。
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