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「なあ、ギジ…」
いつの間にか、
厨房の一部分が政宗の居場所と化していた。
変わった食材を見つけると、
政宗はすぐに購入してくる、
そして、調理してはギジが試食している。
「これ、鳥か?」
「いや、カエル」
食用のカエルで、
確かに鳥のささみに似ていた。
「ここの傭兵の代金は高いよな、
俺、トーリックからの給料は全て渡すけど、
不足だな…」
「まあ、いいよ。
体で払ってくれ…」
言い終わらない内に、
珍しくギジがトウに頭を殴られていた。
「ギジでも、
してはいけない事があります!」
珍しくトウが怒っていた。
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