第十章 66.6

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 マッサージとは、 手で揉むマッサージだろうか。 確かに、宝来にはよくしている。 「手で?」 「手でも足でもいいけど、 天然体へのスキンシップを、皆、したがっている」  要は、皆、天然体に触れたいのだが、 方法が無くてもじもじしているのだ。 政宗に許可なく触れれば、 ギジに怒鳴られ、トウに半殺しになったうえに、 レイにいたぶられる。 「…どうにかなるが、俺の船でいいか」 「構わないよ」  政宗の船ならば、 人は居ないし広間があるので、ゆっくりできる。  まずギジからマッサージを始め、 ギジだけは毎日通う予定らしい。 他は、予約制で、 それはギジが管理していた。
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