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「あのさ、ギジ。
治療マシン、置いてゆくよ。
治療槽も」
怪我は、治療して欲しい。
傭兵ならば、体が資本なのだ。
「それは助かる」
オウランドでは、ユカラに病院があるので、
そう使用しない。
治療槽から出たギジは、
肩の具合や足の具合を確認してから。
そっと、政宗を後ろから抱き込んでいた。
「これも、欲しいな」
「俺は、所有者が居るから」
政宗は、やんわりと逃げる。
「でも、その所有者はこの星には居ないだろう。
軍部だから来られないのかもな」
噂をすると、宝来が出現しそうで怖い。
「俺が、自分は天然体と感じる時は、一つ。
宝来以外は受け付けないということ」
でも、ギジは政宗にキスをしてから、
マッサージ用のマットに押し倒した。
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