第十章 66.6

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「地球軍の船を着陸させよう」  政宗の船は、金属の配合が少なく、 他の船に、宇宙船とは認識されない。 政宗の船、虎森丸で飛び立ち、地球軍に近づき、 傭兵が乗り込み、制圧する。  傭兵ならば、 ガトウスリ政府も係っていないとしらを切れる。 戦争は回避したい。 「でも、ギジ達には何のメリットもないだろう」 「ガトウスリ政府に貸しができるから、 これでいい」  ギジが、精鋭部隊を揃えていた。 江戸崎が殺され、 今度は、弟の上原が拉致されている。 もう、誰も殺されたくなかった。  早くしなければ、 地球軍は天然体を殺しだすかもしれない。 まだ、ガトウスリの領域なので、 殺せないだけのようだった。 ガトウスリの領域では、 ガトウスリの法律が優先になる。
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