第十章 66.6

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 一番最初に、政宗が乗り込もうとしていたので、 ギジが政宗を蹴り飛ばすと後ろに下がらせた。 「留守番を頼む」  政宗は、蹴り飛ばされ、壁に激突していた。 ギジは、頼むという態度ではなかった。 「行くぞ!」  人数に差が在りすぎる。 奇襲でも、どこまで行けるのかは、 分からない。 「茶屋町、 拉致された天然体、見つけておこう」  天然体が人質では、ギジも動き辛いだろう。 船の中を政宗が移動すると、 戦闘態勢のせいか、通路には人が少なかった。 多分地下だろうと思える方向に進んでいると、 厳重に塞がれ、かつ、見張りのいる部屋があった。
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