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「待て、政宗。
行ってもどうにもならないだろ」
それより、遠隔操作を行えと、
宝来は通信機器を貸してくれた。
茶屋町が、セキュリティを解除し、
政宗は地球軍のシステムへと侵入した。
「速度が、制御が間に合わない」
政宗は左目に指を入れると、
眼球を取り出し、コードを接続した。
床に目が転がり、コードに潰されていた。
政宗の左目から、血の涙が流れていた。
生体型だったので、
繋いでいたのは血液に似た成分であったのだ。
「間に合え!」
補助エンジンを稼働させ、機体の高度を保つ。
街中を避け、空港まで誘導してみる。
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