第一章 ある晴れた日に

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 王ランド、 軍部の砂漠の空港監視システムであり、 時宗の楽園でもあった。 政宗が、孤児を引き取るために建設したものだが、 元はプールで泳ぎたい、温泉に浸かりたいような、 個人的な願望で申請されていた。  砂漠の中にありながら、巨大なアトラクション型プール、 庭園、菜園、牧場と自給自足を実現している。 オウランドは砂漠といっても、不毛なだけで、 水は豊富にあった。  王ランドを見下ろす管制塔の一部に、 政宗は自分の別荘を造っていた。 管制塔は、プールの監視まで兼ねていたので、 水着のまま部屋からプールにも行ける。 政宗など、窓から飛び降りてプールに行ける。
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