僕の夢

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 ははは……見事に謝られたよ。  何故かって?土下座したからね。  今まで我慢してました、僕は教師になりたいです。って。  するとどうだ、「そうか、ごめんな」って。  ん?あれ?そういう反応?  もっとこう、息子が自分の野望から背こうとしてるんだからこう、怒ってもいいんじゃないの?  えっと……今まで僕は何度か言ってきたんだけどな。教師になりたいって。  結構どうでも良かったみたいな?  今になってしつこいからもういいやみたいな?  ちょっとちょっとちょっと。それは流石に無責任でしょ。  いや僕としては満足だよ嫌な責任感から開放されて僕自身のやりたいことに向き合えるしってかそのための勉強ばっかりしてきたし。  でもなに?息子の反抗心にすら無関心?まさか僕の都合を考えず勝手に未来を作ってた?  まさか。ま、さか……ね。  あーーーーーーーーーーーーーーーー。  なんだろ。教師目指すの認められてからなんかモヤモヤするんだよね。  なんでだろ。あーーーーーもう。  イッライラする……。  線路の分岐点は息を吹き返しましたよ~っと……。  ……なんで?  いや、ちょっと待って。  僕、いつ分岐点にのしかかってた期待の重圧をはねのけた……?  勝手に、消えただけじゃんか……。  じゃあ何?まさか今僕が進んでる線路って、何の支えもない状態って事?  いや線路に例えるとわかりにくいな。もっと他の……。  いいや線路で。  一旦、状況を整理してみようか。  生まれた頃から親や親族から作家の道を決められてました、と。  この時点でもう線路は一本だけど僕主観で行くとまだまだ多くの線路があります。  さて僕が中学に上がり、その頃にはすでに作家の道を仄めかされていました。しかし!その時点での僕の夢は教師!  なので線路は二本です。  しかしそれからというもの、父親の昔話から始まり、親族と顔を合わせた際の父親のいいとこまで行った話に続き……で段々教師の夢を口に出せなくなっていきました、と。  はい線路潰れた。  ……何故『作家』の線路は潰れてない?  線路がないと電車は走れないから?違うよ。  ……。  ……
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