夏の音

4/10
前へ
/10ページ
次へ
優子「あ~、あっっつい! 私も夏服で来れば良かったーー!」 由紀「確かに暑いですよね…」 龍夜「なぁーらぁーばぁー…… 制服脱ぐの……お手伝いましょうか?」キリッ 斗真「私も協力しましょうか?」キリッ 純平「お~れ~も~~…」 敦子「………」ギロッ 純平「ゴホンッ! お前らは悪い事はよしなさい!!」 佳祐「説得力ねぇな」 優子「ケイの言う通り! あんたたち最低~~!!」 2人から3人、それが増えていき 気が付けば7人になっていた いつも共に学園生活を送っている仲の良い7人 敦子(いや、純平はみんなと仲良くしてるからもっと大勢か…… 純平にとっては多くの中の私だけど…… [今年こそは]をあなたは知らないでしょ?) そう、敦子は前から純平の事を好いていた 毎日、毎週、毎月……毎年のように気持ちを伝えようかと考えている 敦子が純平の事を好いていても純平にとって大勢のうちの1人だとしたら…… 敦子(ねぇ、純平…… 純平にとって私は友達なの? 私は…………) 敦子は自分の気持ちを隣で歩く純平の横顔を見ながら想っていた 純平「……ん? 敦子、どうした??」 視線に気付いた純平が敦子に聞くが… 敦子「ううん、何でもないよ(笑)」 純平「そっか! それにしても暑いよな~~」 純平の台詞と共に風が吹いていた 純平への私の想い 敦子(夏の風にのせて 届いてほしいな)
/10ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加