2人が本棚に入れています
本棚に追加
先生「金属を燃やしたときに、その金属の種類によって決まった色を放出することを、炎色反応といいます」
化学の授業
敦子・佳祐・由紀はしっかりと先生の話を聞いてノートを取っており
優子はやや眠そうな表情をしており
純平・斗真・龍夜は………
純平「…………」
斗真「…………んがっ」
龍夜「…………んんっ」
寝ている
敦子(もぅ~……
しっかり授業受けようよ)
敦子は隣で寝ている純平の寝顔を見ながら溜息をつく
先生「実はこの炎色反応は打ち上げ花火にも応用されていてーーーー」
敦子(花火………か)
敦子は大きく夜空に咲き誇る花火を思い浮かべて、もう一度純平を見た
敦子(花火は私の想いをうつしているみたいだなぁ…)
あなたへの想い
うつす恋花火
敦子(……あっ、今年は夏祭りがある年か
今年こそイベントの力もあるし、伝えよう)
敦子はある大切な想いを決意した
敦子(そうすれば…
きっと今年の夏の終わりに
周りとは違う笑顔で
私に笑って
いてくれるかな?
いや
いてくれますように)
敦子は純平の横顔にそうお願い事をしたのだった
最初のコメントを投稿しよう!