第一章

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爆発の影響により転移魔法は次元の果てを越えて、見事に男の夢であった異世界にたどり着いた。 そしてそれは、不幸にもそこに住む一人の青年にぶつかる。 彼の名前は荒山(あらやま) 天空(かなた)。 まだ学生という身分で剣術の達人と呼ばれ、そこそこ名の知れている男だ。 彼にとって魔法を避けることなど朝飯前であったのだが、その日は運悪く直撃した。 理由を言うとするならば異世界からの攻撃だったから、だろうか。 「な、なんじゃこりゃああ!」 青年とも言いがたい声を張り上げながら天空は異界の地に飛ばされていった。 その後の彼の行方は誰も知らなかった。
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