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「なにそれぇ。ジロちゃんおかしぃーのー」
ベタベタしながら歩く女に夢の事を話してみた。
誰にも言ったことが無かったが、不意に何故か誰かに聞いたもらいたくなったのだ。
「ん??そーかもなぁー」
特に“誰に”と決まっていた理由ではないが、この女に言ったのは間違いだったことに気づく。
女はバカばかりだ。
俺が少し甘い言葉をかけるだけでスグに股を開く生き物。
それを知っていて利用している俺も、またバカの一人であるのかもしれない。
「なになに?何の話しぃ?」
また一人女が増え、先ほどの話を聞きたがっている。
「あのねぇ?」
と、バカな女が話そうとした瞬間…。
「だぁめ」
と、言って女の口を塞いだ。
「んんっ…ふぅ」
「あ!!ずるぅい!!アタシにもキスしてぇ~」
「はいはい、コッチ向けよ」
女は簡単で、バカだ。
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