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『どつすんのよ?!』
『あたしに聞かないでよ!!!』
『…………私、知らないから…』
『あんた、逃げる気?!』
『私は悪くないわ!!! 』
『ちょっ!!待ちなさいよ!!!』
口論する女が2人。
校舎をバックにしていた。
ひとりが校門の方へ走っていくと、それを追ってもう一人も走っていく。
それを俺は何故か下からのぞき込む様に見ていた。
なぜ、目線がこんなに下なんだ?
周りを見渡そうとして…。
「くっ………」
腹が尋常じゃないほど痛い事に気づく。
そっと腹を触ってみると、ヌルッとした感覚。
恐る恐る見ると、腹にはナイフ。
あ、俺刺されたのか…………。
と、思った瞬間。
世界が真っ暗に染まった。
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