第1章

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A「…」 B「あれ、委員長じゃん。夏休みだってのに何でバス停に?」 A「っ! う、うん…ちょっとね」 B「ん? あっ! 夏休みの宿題で図書室行った帰りか!?」 A「へっ? あ、う…うん。そんなとこ、かな…」 B「ん? なんかぎこちなくない? 顔色良くないし具合でも悪い…」 A「こっちに来ないで!!」 B「!?」 A「あっ…ごめんなさい。その…具合が悪いとか、そういうのじゃないから…」 B「そ、そっか。さすがに馴れ馴れしかった…よな…?」 A「ち、違う! そうじゃない! …そうじゃないの」 B「…?」 A「あまり深くは言えないけど、今は…ちょっとダメっていうか…」 B「…そっか! じゃあ、俺は先に帰るわ! またな、委員長!」 A「う…うん。またね」 A「…良かった。これで本の通り『彼が死ぬ運命』から離れた」 B「委員長! 急に天気が崩れてきたからこの傘使って…っ!?」 A「ぇ…」
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