水晶(きらら)

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「うん、カウンセラーの先生。 凄く癒されるしわたし、カウンセリング受けて良かった!」 「ぽ、ポチャ子ちゃんは可愛いから人気になったんだ。 私はお手伝いだけかしてない」 ポチャ子ちゃんの説明にビックリしながらも、水晶ちゃんの私を見つめる眼差しは真面目だ。 …何だろう? 彼女から『不思議な感じ』が見えた気がする。 「…あの、先生なら私の悩み事を相談出来るかもしれません」 「水晶ちゃんの悩み事かい?」 「はい。 なかなか人に言えなくて困っていたんだけど」 そっと小さな声で私に囁く。
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