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「性的マイノリティ、と呼ばれる人達が居る。
彼ら彼女らはそれぞれの生きざまがあるんだよ…」
「生きざまですか」
「そう、人生を選択するのは自分しか出来ない。
どう生きるかは君が選ばなきゃいけないんだよ?」
晶は黙って私の顔を見つめ、何かを考えていた。
それから…
「…僕、いえ私は私の生きざまがあるんですよね。
私はどちらでも無いなら女性として生きる、それを選びます」
「君の気持ちが決まったんだね」
「はい。
でも…その前に『確認したい』事があるんですけど、良いですか?」
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