1人が本棚に入れています
本棚に追加
創造の真実
教室の戸を開けると、そこには、廊下があった。
今、わたしのいるところが、教室だった。
わたしは固まってしまった。
(わたし、戸は開けたけど、動いてないと思う…)
そして、廊下に見えるところに脚を進めた。
教室になった。
また、わたしは敷居をまたいで、廊下に見えるところに行くと教室になる。
(教室に、閉じ込められちゃった!?)
わたしは呆然とした。
(この境にある敷居に乗ったらどうなるのだろう?)
純粋にそう思った。
そして、ゆっくりと敷居に両足を乗せた。
すると!
全身に圧迫感を感じた。
両方の景色が、教室、廊下、教室、廊下と変わり、少しずつ暗くなっていく!
わたしは身体に激痛を感じた。
(痛い!痛い!痛い!誰かー!)
そして、真っ暗になった。
どこか遠くで、大きな爆発音がしていた。
痛みはなくなった。
わたしは今、宙に浮いているように思えた。
(ここ、どこ? もしかして死後の世界とか?)
辺りは真っ暗で、遠いところで、小さな火のようなものがたくさん見えた。
そして360度、周りを見回すと、どこかで見たような景色が私の目に映し出された。
最初のコメントを投稿しよう!