染色体 第2話

不注意

繋ぎあった部分から、身体に溶け込むように走る、――快楽

ん、ん、と。唇を閉じても、七瀬の指がソレをこじ開ける

七瀬の長くて、ゴツい腕が私の身体にまきついて

押し潰しそうになるくらい、

｢――る、……し｣

｢折れそう、折っていい？｣