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違う
記憶をたどれば、全部覚えている
今、どうして私が七瀬の身体の上で、
唇を絡ませて
七瀬をのみ込んでいるのか
向かい合わせのまんま、私の身体に巻き付いた筋肉質な腕に力をこめて
本当に折れそうになるくらい、その窮屈さに、身体が震え上がる
「……な、ん」
「お前、って酷くされた方がいーの?」
冷たく響く声に反して、身体は熱くうねる
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