不注意 #2

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―― 「……」 翌朝。 目の前で私を抱き抱えて眠っている七瀬に、 ……絶句。 どうしてこうなっているかの過程は、鮮明に全て覚えているわけだが。 昨夜大量に飲んだ水と、一緒に飲まされたヘパリーゼのおかげか、身体は楽になった気が、する って、横になっているからわからない 「……七瀬」 瞳を閉じた七瀬の寝顔が、不気味なくらいにいい顔をしていて ――こわっ 「あんま見んな。減る」 「……」 瞳を閉じたまま、七瀬がそう声を出した 起きてたのかい
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