不注意 #2

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「てか、見えてんの?恐怖」 「なにが」 そう言って、七瀬が私の身体にまわした腕を引き寄せる 「もうちょっと、黙ってて」 「……」 久しく、男と朝を迎えてなくて ――まさか、七瀬とこんな訳のわからない朝を迎えるなんて ありえない け、ど。 不思議なくらい、七瀬の腕の中は、落ち着く
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