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ダメだこりゃ。
すくっと立ち上がって、もう寝よう。
そう思った瞬間
「ちょっと」
「は」
ギロっとこっちを見て、七瀬が手招きした
「こっち」
「なに……?」
隣に移動して、ペタンと座り込んだ瞬間
「――わっ」
「そうしてて」
七瀬の膝の上に頭を落とされて。
「ちょ、肘のせないでよ」
「ちょうどいいんだよ、高さが」
七瀬の、膝の上。
のっかってた肘は、いつの間にか手のひらにかわっていて
優しく私の頭を撫でる
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