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いつも、そう
男に抱かれて、考えてるコトって
自分の悪いトコとか、至らなかった反省部分ばっかで
快楽に混ぜこんで、実は裏側じゃそんな懺悔で全部を誤魔化すようにして悔い改める。
そんな儀式みたいなもんで、――それを和らげれるような
ちょっとした、安定剤がわりみたいに。
そうしてきた、のに。
七瀬は、そんな私の中の奥にある、もっと深い部分を――えぐり出すみたいに
私をかき乱す。
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