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なかなかでてこない松岡さんを、――嬉しそうにして待つその姿は。
ああ、二人揃って色ボケしててお似合い。
そう思ってた
ガードレールに、腰を預けて
携帯をいじりながら、
やけに色の白い肌が、深夜の街の風景の中に
浮かび上がるように、妖艶に輝いていた
――羨ましかったのかもしれない
自分はいつの間にか屈折してしまっていて
――今更、真っ直ぐに生きれない自分が
松岡さんの、――あの。
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