秘密 #2

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なかなかでてこない松岡さんを、――嬉しそうにして待つその姿は。 ああ、二人揃って色ボケしててお似合い。 そう思ってた ガードレールに、腰を預けて 携帯をいじりながら、 やけに色の白い肌が、深夜の街の風景の中に 浮かび上がるように、妖艶に輝いていた ――羨ましかったのかもしれない 自分はいつの間にか屈折してしまっていて ――今更、真っ直ぐに生きれない自分が 松岡さんの、――あの。
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