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舌先を絡めとるみたいに、七瀬の指が口内に押し込まれて
ぞくっ、と背筋に何かが走った
感覚が、冴える。
唾液が飛び出して、口元がぐちゃぐちゃになってるのに、なりふりかまわずその指にむさぼりつく
足りなくて
火照った身体は、一度くらいじゃ満足出来なくて。
七瀬の、愛撫は、――ここからが。
私を病みつきに、させる
「あー?なに?」
疼きやまない腰に、七瀬のあいた片方の手が、わし掴みしてぐいっとまくりあげて
天をあおいだ。
「ん、ふ」
「これ?」
不敵な笑みをこぼした口元から、長い舌先が、膨らんで熱くなっている部分を転がす様が――至近距離に、見える
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