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マンションを出たら、もう外は明るくて。 ――夏の朝の匂い。 この清々しいはずの朝の空気が。 ……実は、嫌いだったりする 蒼ちゃんをいつも、待ってたあの朝の匂い。 蒼ちゃんの仕事先で、夜が明けて朝日がのぼるあの空間は やけに恐ろしいくらい、幸せすぎて 何も知らなかった自分が、痛いたしくて
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