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七瀬は不思議。
「あ、ちょっと乱暴にしたら絡まるでしょ」
「めんどくせー」
そんな風に言ってるくせに、七瀬の指先は優しく私の地肌を撫でてくれる
「これ、いいね」
髪を洗い終わったあと、互いに身体を洗いあって
たっぷりめの湯槽につかって無愛想な七瀬の顔をつっつく
「ぶは、なにその膨れっ面」
「熱いんだよ」
「熱いのがいいんじゃんか」
他愛ない会話
他愛ない造作のように、七瀬が私を引き寄せる
七瀬の懐にすっぽりとおさまって、ぬるりとお湯を介して肌が密着する
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