共有 #3

26/27
2179人が本棚に入れています
本棚に追加
/35ページ
すっと車から降車した七瀬が、またドアを開けてのぞきこむ 差し出された手に、指先をのせたら ふわりと身体が宙に浮いた 「いらないって」 「じゃーな」 ほんとキモイ。 「あー、はいはい」 なんだ、今日も抱かれんのか。 って、そう考えて。 もう七瀬が欲しくなった自分に驚いた 会話なんかろくに噛み合わないのに 身体だけはバカ正直に、不埒な事ばっかり求めてしまう
/35ページ

最初のコメントを投稿しよう!