共有 #3

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バスルームの中でぐちゃぐちゃになった身体は、まだおさまりきらなくて 寝室でも飽きたらずに二人、求めあう それが単なる、欲求不満で お互いがそうなのかと思っていただけで ゲームを楽しむように、感情なんかどこかに捨てているつもりだった 疲れ果てて眠りの狭間に、七瀬の腕が私に絡み付いて離さないその仕草に。 いつの間にか、慣れてしまっていた 七瀬の寝息と 自分の呼吸が心地よく重なる ――不思議だ。 この腕の中は、……どうしてこんなにも暖かいんだろう
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