分岐点 #2

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ごく自然に奪われた唇。 ――さっきまで、返そうと思ってた鍵の存在を奥に引っ込めたのは。 軽く触れられただけの唇の感触の続きが、欲しくなってしまったからで。 あー、もう 「何でもない」 何でもある、よ。 「ふうん?」
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