分岐点 #5

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「――わかんな、い」 本当に、わからない 七瀬に抱かれると、そんな余裕なんかなくて 無様に片足を持ち上げられて、水圧のキツい冷水みたいなシャワーをあてられた 「――やめっ」 「何でもいいんだろ」 冷たくなっていく、下半身 痙攣して自分じゃ制御できない部分を、 冷ややかな目で、七瀬が見下ろす 狂ってく ――どこまでも 叫んで果てようが、逃げようとしても 七瀬は解放してくれなくて 感覚がなくなったかと思ったその部分に――また 熱い、――感覚が舞い戻る
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