シンパシー #2

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「も、もうっ――はなっ」 その瞬間。 目の前からは、美沙ちゃんの姿 「なっ、七瀬」 「聞いてんの?」 それはコッチの台詞だい!! 「や、やだってばっ!!」 ほとんど出てない声。 必死にパタパタと、七瀬の腕を叩く。 通りすぎてく人が、チラチラとこっちを見てくるし、 前からはどんどん美沙ちゃんが近づいてくる
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