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シンパシー #3
「大丈夫です」
「――え?どうして」
「お仕事の都合もおありだろうし」
頬を微かにあからめて。美沙ちゃんは、私に言った
――残念ながら、そんなご都合などない
「いや、だって」
「お気遣いなさらなくて大丈夫ですよ」
その瞬間。
首根っこを突然引っ張られて、思わず身体が後ろに倒れた
「うあ!」
「何コソコソ話してんの」
「……」
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