シンパシー #6

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「無理」 そう、私の気持ちなんか全部無視して ――七瀬がそう呟いた 同時に、重なる冷たい唇 いつもと、違う 七瀬の、冷たい唇が 私の心臓をぐしゃぐしゃにする ほんと、やなの ――全部、無くしたくないから 溢れ出した涙が、止まらなくって 気持ちも全部。 溢れだす 「――す、き」
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