反逆心 #2

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これ以上いたら、取り返しがつかなくなりそうで、 俺は名残惜しい気持ちにキリをつけて弓槻から離れた 触れあってた肌の感触が空気に変わった瞬間、 ――寂しさを覚える もう、触れあうこともなくて ――抱くこともない、って そう。決めたから。 「なに、その顔」 ベッドに埋もれていた弓槻が、そんな俺をじっと静かに眺めていた 好意もない、興味もなさそう ――不機嫌な、顔 「――いいの?」 「何が」 「七瀬、イってないでしょ」
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