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高まる、支配力
アドレナリンだとかドーパミンだとか、そんなもん存在してたんだ、ってくらい
頭に血がのぼる
「立てよ」
弓槻の身体を引き上げて、自分の前に膝まづかせる
「御奉仕どーぞ?」
弓槻の顔を持ち上げてその自身をその唇に押しつける
「噛みちぎるわよ」
「できるもんなら、やってみろよ」
それでもいい
「――なん」
なんだって、いい
もう、――なんでもいいから
無理矢理唇に含ませて
「上手に出来たら、ちゃんと入れてやるよ」
そう、熱い口内に含ませて上から弓槻を見下ろした
反抗的な瞳
なのに、なんでか
その瞳が、生きてる証しに見えて――身体の芯がさらに熱く、燃えたぎる
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