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弓槻の身体は冷えていて、でもこうしていたい欲に勝てない俺は、側にあったジャケットを弓槻の身体にかぶせた
そして俺は、飽きたらずにずっと
弓槻の髪に指先をながした
「猫でもなきゃ、犬でもないんだけど」
「ふーん」
それほど、嫌そうでもない声がして
「あと、もうちょっと」
もう、少しだけ
「添削すんだら、レポートおわんの」
もう、少しだけしたら
――帰るから
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