脱力 #3

32/35
1541人が本棚に入れています
本棚に追加
/35ページ
――どうしようも、なくて 気がついたら、唇をふさいでいた 弓槻の唇は、溶けそうなほど柔らかくて―― 舌先を絡めてしまうと、自分の内部まで混ざりあった感覚に堕ちそうなくらい 甘ったるい ――誰とだってしてきたはずなのに 気が遠くなりそうなほど―― 脳の、隅々まで。 気持ちよく、なる
/35ページ

最初のコメントを投稿しよう!