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つき出したと思った手は、固まっていて
振り返れば、坂口部長が俺の腕をつかんでいた
「何してんだ、お前ら」
「……」
互いに、無言
話す理由も――下らなすぎて。
俺は不満なまま、赤石から手を離した
「お前らは、中学生か」
きっと、察しているだろう部長が、顔にシワを寄せてにかっ、と笑った
「赤石、お前ちょっとこっちこい。
――七瀬。お前は会議だろ。時間過ぎてるぞ」
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